歩くミラクル

歩いて生きたい人間の備忘録

徒歩で生きたい

最近、生きることの難しさを感じるようになった。


きっかけは就職活動だと思う。

皆同じ服を着て、皆同じような髪型をして、でっかい会場に行って話を聞く。私は正直あの光景が苦手で苦手でならなかった。まず元々人がうごうごと密集している光景が苦手だ。どんなに各々の服がバラバラであろうと、密集して訳のわからない動きをしているのが苦手だ。そして就職活動のあの集まりは、そのうごうごが皆同じ色をしているから、もっと苦手なわけだ。


ただ、じゃあ就職活動をしている人を、そのうごうごの中の人を、くだらないなんて思っているかと言えばそんなことはない。

本当は私もそこへ飛び込まないといけなかった。なのに苦手だからと逃げていた。それを思うと、あの空間で、黒いスーツを着て懸命に就職先を探す人は、私なんかよりずっとずっとずっとずっと偉いし凄い。


本当は私もそこへ飛び込まないといけなかった。でも逃げてそうしなかった。


そうするともちろん、周りの就職が決まっていく中私は内定ゼロ。大学からは就職決まりましたか〜〜と聞かれるし、両親からはどうするんだと聞かれる。


ただ、両親からは今年に無理に就職しなくていいと言われた。こういうとき、無理に急かさない両親には感謝したいと思う。

で、私は「今年も頑張るけど、いいところが見つからなかったら来年かな…」とか思ってた。

ただやっぱり不安だから、結構ネットで「既卒 就活」とか「新卒 2年目」とかで調べてみた。そうすると、「既卒の就活はきつい」って記事ばかりで、まぁ見つけても「既卒でも就職できる!」って記事。

既卒でも〜〜って、それって、基本的に既卒の就職が難しいから作られる記事だよね〜〜…と思うと、今年こんなフラフラな私に既卒就活ができるとは思えない。

あと、結構お金の問題とかある。やっぱりお金がなかったら家にも居辛い。お金がない→家に居づらい→バイトで働かなきゃ→就活できない…な負のループが見えた。


頑張れる人間と頑張れない人間がいる。バイトも就活も頑張るよ!って人は、たぶん乗り越えられる。じゃあ私は〜〜っと己が身を振り返ると、一気に物事を平行でこなすってのが無理で、パンクする人間だった。無理だな〜〜ここで頑張れる!とか思ったらたぶん崩れるな〜〜と思った。


頑張れよ!とも思うけど、二兎を追って体と心を壊したら、元も子もないえらいこっちゃ…。


このとき、世の中って本当に早いと思ったし、人は合わせないといけないんだなぁと感じた。2017年卒、2018年卒、新卒1年目、新卒2年目、世の中はずっと数え続ける。

その年に大学に入学できなかったら「浪人」、その年に卒業できなかったら「留年」、その年に入社できなかったら「就職浪人」。


遅れたら遅れたなりの名前がつけられる。

面倒くさいと思った。

本当はそんな名前さえ気にしない人間になれたらいいのだろうけど、気にしてしまう私は、心底面倒くさいと思った。


歩いて生きていきたいと思った。

世の中がシャーーッと早くても私は歩いて生きたいと思った。


徒歩はいい。大通りを歩いているとき、ふと気になる小道があったらスッ…と入れる。道草寄り道なんのその。戻りたいと思えばすぐ戻れるし、進もうと思えばそのまま進める。  


そういう人生を歩きたいなと思った。けど、基本的には難しいのだとも思った。



ちなみに、こんな私だが就職先は決まった。今はアルバイトでぼちぼち通い、4月から社員として働かせて頂くこととなっている。

きっとこれから、寄り道できる時間は限りに限られてくるのだろう。

でもやっぱり私は歩いて生きていきたい。ふらふら自分のペースで歩いて、気になる道へ逸れたい。


だってたった80年あるかないか定かじゃない人生だもん…。

社会への適応とか 自分で生きるとか 自己責任とか 必要なんだろうなと思うけどそれもこなしつつ好きにいきたいと思うんだよなぁ